いずみの会の理念と活動は、がんに苦しむ人やその家族に
生き抜く勇気と気力を与え続けています。
ようこそ「いずみの会」へ
2023年、いずみの会は発足から33年を迎えました。
当時は、がんは懸命に治療しても「助からない病気」という考え方が、世に根付いていました。そこで、初めに取り組んだテーマは「再発や転移しないためにどうするか」でした。標準治療だけでなくあらゆる代替医療や民間医療について論議した中で、本会は食事療法が強く打ち出され、マスコミにも取り上げられ、それを求めて入会された方が多くいました。
しかし、近年は医学の進歩により標準治療のみでも活発に日々を過ごしている患者さん増えてきました。代替療法や民間療法は、治療の効果を高めたり、副作用の軽減など、心身を整える補助として、またはがんを克服し、経過観察の中での養生として効力を発するだろうとの考えに変化してきました。
その後、「がんを如何に克服するか」をテーマとして、がん体験者やそれをサポートしてきたドクターや薬剤師などを本会に招き、がんとの向き合い方を探ってきました。講演やその後の交流の中で、克服された方には共通するものがあることが分かりました。それをボランティアの方々で論議し「主治医は自分である」を始めとして「12の克服への道」を提案しています。
風邪を引いて医院に行くと、診察、投薬をしてもらい、多くの人は言われるままに薬をのみます。でも、がんについては、主治医とよく相談しながらも患者がしっかり納得した治療を行うことがとても重要だと考えます。
克服された方のほとんどは、自分のがんについてよく学び、治療についても理解し、納得した形で行っています。時には、「手術はするけど、その抗がん剤治療はしません」はっきり主治医に伝える方もいます。
そして、現在のテーマは「がんになっても充実した人生を如何におくるか」です。現在入会者の7割近くが治療中の方です。本会としては、大変な状況から克服された方々の体験談を紹介するとともに、がんになっても「人生を、もっと「活きる」」ことを会員の皆さまと共に考えていきます。
いずみの会のあゆみ
1990年 | 小松康弘氏が中日新聞で呼びかけ、約50名の参加で設立 会を「いずみの会」と命名 |
1991年 | 講演:「日本におけるインフォームドコンセントのあり方」
講師:愛知県がんセンター内科医長 福島雅典氏 |
1995年 | 5周年記念講演:「がんの犠牲者にならないために」 講師:俳優「天ちん」こと天野鎮雄氏 |
1999年 | いずみの会NPO法人認証 |
2002年 | モルディブ免疫向上海外ツアー |
2003年 | 講演:「笑いと生きがい療法で、がんを克服しよう」 講師:岡山すばるクリニック院長 伊丹仁朗氏 |
2008年 | 講座:「人生を変えてみよう」 講師:中山武 元会長 |
2010年 | 20周年記念講演:「免疫力強化ががんを治す」 講師:新潟大学大学院教授 安保徹氏 |
2011年 | 講演:「誰でも納得できる自然医学」 講師:いずみの会顧問医師 岡田恒彦氏 |
2014年 | 講演:「がんのセルフコントロール」 講師:いずみの会顧問医師 樋田和彦氏 |
2015年 | 25周年記念講演:「あなたが変われば未来も変わる」 講師:日本笑い学会副会長 現役産婦人科医 昇 幹雄氏 |
2016年 |
講演:「がんの治し方」 いずみの会事務所を、中川区から名東区に移転 |
2017年 | 講演:「命はそんなにやわじゃない」 講師:メッセンジャー編集長 杉浦貴之氏 |
2018年 | 講演:「治る人と治らない人の差」 講師:ガンの辞典編集長 小澤康敏氏 |
2019年 | 講演:「すい臓がんで10年生きている」 講師:近藤洋子氏 |
2020年 | 30周年記念講演:「がんとコロナの時代をどう生きるか」 講師:船戸クリニック院長 船戸崇史氏 |
2023年 | ネット時代に対応した体制を強化。ホームページでの情報発信、講演会のビデオオンデマンド配信、いずみの会ブログ、<ガンの辞典>メルマガの配信、LINEやメッセンジャーで役員間での情報共有、Zoomを活用した勉強会、BASE決済など。 |
組織概要
名称 | NPO法人いずみの会 |
活動内容 | がんの克服と患者の支援/各種セミナー/情報提供 他 |
理事長 | 小松 真紀 |
理事 | 神谷 喜和子、小澤 康敏、田口 眞太、須田志保美、梶浦三紀子、服部さおり、服部美由紀 |